システィーナ礼拝堂・最後の審判(バチカン市国)

 サンピエトロ大聖堂を後にして、バチカン美術館へ。ここでも行列に並んだ後に入場した。


出入り口近くにある螺旋階段

 バチカン美術館はバチカン宮殿内の複数の美術館・ギャラリーによって構成されている。有名な所蔵品は『ラオコーン像』やラファエロ作『キリストの変容』『アテナイの学堂』等があるが、やはりハイライトはシスティーナ礼拝堂であろう。

アテナイの学堂


 システィーナ礼拝堂は新しいローマ教皇を選ぶ「コンクラーヴェ」の開催場所でもある。新しいローマ教皇が選出されると、白い煙があがる。

 近くでご飯を炊いていて、お釜から煙があがると紛らわしいので、近くで料理はしないはず。ちなみに3分の2以上の得票がなければ、黒い煙があがるとのこと。

 話が脱線したが、システィーナ礼拝堂のハイライトはミケランジェロのフレスコ画である。天井画は『アダムの創造』『原罪と楽園追放』などが有名。ずっと上を見ているので首を痛めないように気をつけましょう。なお、システィーナ礼拝堂内は写真撮影禁止です。

 最後にお待ちかねの『最後の審判』。約5年の歳月をかけて制作された超大作である。私が説明するまでもないでしょう。

「人間のなし得る最大の偉業」

  ゲーテが言ったこの一言がすべてを物語っている。

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